
穂高温泉郷は安曇野市穂高の西寄りにあり、北アルプス麓の温泉施設のエリアです。その数は50施設にも及び、温泉街というよりも、広範囲に施設が点在していますので、「温泉郷」という呼び方がまさにぴったりではないかと思います。 また穂高温泉郷までは、JR大糸線の穂高駅から車で10分ほどで行くことができ、日帰り温泉もあります。そのため観光客だけでなく、地元の方々も気軽に利用しやすい温泉となっています。 さらに穂高温泉郷は、標高600〜700メートルの地域にありますが、源泉はそこよりも700メートル以上も高い国立公園内の中房地籍にあり、そこからお湯を引いています。かつては、その標高差のためお湯を引いてくるのにたいへん苦労をされたそうですが、現在は、穂高温泉供給株式会社が、安定的に温泉の供給をしています。またそれは、温泉施設だけに限らず、個人住宅や別荘にも供給されているそうです。 ところで穂高温泉郷には、温泉スタンドもあり、そこで温泉を購入して自宅で温泉を楽しむことができます。 10リットルで10円だそうですので、200円ぐらいで自宅が温泉になりそうです。