
福島県の安達太良山のふもとにある温泉です。この日は安達太良山の登山に行きました。前回の安達太良山登山の時は岳温泉の登山口から歩き始めたのですが、今回は沼尻登山口からの登山だったので、帰りにこちらの中ノ沢温泉で汗を流すことにしました。登山は汗をかくスポーツなので、必ずと言っていいほど、帰りには温泉に浸かって汗を流し、疲れを癒すというのがルーティーンになっています。沼尻温泉・中ノ沢温泉は湯畑が同じです。今回の登山ではその湯畑の中を歩くコースでした。沼ノ平火口の下から湧き出る沼尻元湯と湯畑。硫黄の香りが立ち込めていて、源泉の温度はかなり高めの温泉です。湯量は単独の源泉としては日本一を誇るらしく、たっぷりのお湯が沸き出ているのを見る事が出来ました。とてもダイナミックな光景で、後ほどこのお湯に浸かれるかと思うとワクワクが止まりませんでした。川沿いの野天風呂や洞窟風呂も楽しめるようなのですが、硫化水素が発生しているので、過去には死亡事故もあったらしく、一般人が安易な行動はしてはいけません。硫化水素の濃度を測定しながら案内してくれる、ガイドツアーがあるようなので、中ノ沢温泉組合に問い合わせをしてみるといいようです。野趣あふれる温泉もいいのですが、私たちは安心して入れる温泉にという事で、中ノ沢温泉組合に寄って、おすすめの温泉を紹介していただきました。時間が夕方5時を過ぎていたので、休前日という事もあり、電話で確認していただき、日帰り入浴が可能なお宿に行く事になりました。紹介していたいたのが、平澤屋旅館さんです。男女別の内湯があり、露天風呂は混浴となります。お湯は透明なお湯らしいのですが、私たちが訪れたときはまるで牛乳のような濃い白濁のお湯でした。後ほど女将さんから説明を受けると、配管を定期的に清掃するのですが、配管にたまった硫黄が流れて、白く濁っていたそうです。めったにある事ではなく、たまたまだったので、超ラッキーでした。おかげで、めちゃくちゃ濃い温泉に浸かる事ができました。つるっとしたお湯で、本当に気持ち良かったです。