日の出を拝める露天風呂
山梨県にあるほったらかし温泉は、都心から中央自動車道を利用し、3時間程で行ける人気の日帰り温泉施設です。勝沼インターを下りてから山道を25分くらい上った丘の上にあります。決して便利な場所ではありませんが、露天風呂からの絶景を目当てに県外からも多くの方が訪れます。
ほったらかし温泉には「こっちの湯」と「あっちの湯」があり、異なる源泉を持ち、お風呂から見える景色も少し違います。「こっちの湯」は真正面に富士山を拝むことができ、「あっちの湯」は日の出を楽しむことができます。どちらのお風呂からも眼下には雄大な甲府盆地を見下ろすことができ、特に夜になると見られる煌びやかな夜景はとても綺麗です。
今回は露天風呂からの日の出を見ようと、朝早くから出発しました。ほったらかし温泉は、日の出の1時間前から夜10時まで営業しており、月によって開店時間が違います。夏場は朝4時から、冬場は朝6時頃の開店になります。朝6時頃に到着しましたが、早朝にも関わらずすでに多くの方が訪れていてビックリしました。その日はあいにくの曇りでしたが、天気のいい日には、綺麗な日の出と富士山を拝むことができます。お風呂を上がったら楽しみなのは朝食です。食堂「気まぐれ屋」の朝ごはんセットは、朝10:30までの限定メニューで、ご飯・お味噌汁・生卵・漬け物・納豆で600円です。こちらは行列ができるほどの人気で、ご飯が無くなり次第、売り切れとなります。外に置いてあるテーブルで食べる卵かけご飯は、まさに究極の卵かけご飯!素晴らしい景色を眺めながら、風を感じて食べる朝食は何とも新鮮で、とても清々しく気持ちがいいです。他にも、天ぷら蕎麦やカレーライス、温玉あげやソフトクリームなど、いろいろなメニューが楽しめます。
ほったらかし温泉は、露天風呂に浸かりながら拝める日の出、雄大な富士山、夕刻からの甲府盆地の夜景、夜空の満天の星と、時間ごとに変わる景色をどんな時間に訪れても楽しむことができるとても魅力的な温泉です。温泉好きに限らず、山梨を訪れた際には是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。