湯谷温泉弥山荘
湯谷温泉弥山荘は、江の川沿いの川本市立川本中学校から北へ車で15分から20分進んだところにあります。支流の三谷川沿いにある、ひなびた雰囲気が懐かしい温泉施設です。
周囲の道は思ったより道幅が狭いので、移動中はあってるのかなぁと思いましたが、不意に谷が開けたところに小さな橋がかかっており、そちらへ左折したところ簡単に見つけられました。道の突き当りには長江寺という、獏の頭を模した宝物が祀られているお寺があり、そちらを正面に見て右手側に弥山荘が建っています。
中に入るとすぐにホールがあり、左手に受付、右手側に靴を履き替える下足箱があります。ホールにはソファが置かれ、休憩場所としても利用されていました。更にその右側には地元川本町をはじめとする島根県の特産品やお土産物が販売されているコーナーがあり、県外からのお客さんも多いことが伺えます。
左手側の受付を過ぎると、お食事処と奥には座敷形式の休憩スペースがあります。訪れたときは平日昼間ということもあり、近所の常連さんをちらほらとお見かけしました。
ここのお食事処のお料理はとても美味しいです。特産の石見豚を使用した豚丼や生姜焼き、またお隣の長江寺にあやかって獏もビックリと銘打たれた大きいオムライスなど、ボリュームも味も大満足のお食事がいただけます。もちろん、食後のコーヒーもケーキとセットでいただけたりと、食事面だけでも満足です。
さて、肝心のお風呂ですが訪れた日は女湯が季節のお風呂に当たる日でした。
こちらのお風呂は3つの四角いお風呂(ジャグジー、季節の湯、低温湯)と低温な釜湯が2つあります。低温のお湯はじんわりと温まるので長くゆったりと浸かれますし、ジャグジーはマッサージしながら浸かれるのでとても気持ちがいいです。季節の湯はこの日はワイン湯でした。紫色した湯とワインの香りがとてもリラックスします。洗い上がりの肌はツルツルすべすべで気持ちが上がりました。また釜湯は大人二人が一緒に入るには狭いので一人で入る感じです。これも低温に設定されてあるのでのんびりと浸かれますし、最初に入った瞬間のお湯がダバーッと流れ出す感触や音はもったいないと思いつつ、独り占めできる感覚でウキウキしますね。
奥まった温泉地ですが、ドライブをかねてぜひ訪ねてみてください。