

唐沢鉱泉は、北八ヶ岳の西天狗岳の標高1、870メートル地点の登山口にある温泉宿です。かの戦国大名・武田信玄の隠し湯と伝わっていて、山奥の秘湯の宿が加入する「日本秘湯を守る会」の会員になっています。 周りは美しい自然に囲まれており、周辺には原生林やコケなどの貴重な動植物が生息していて、冬には一面雪化粧に覆われます。 唐沢鉱泉のすぐ近くでは、温泉の源泉が湧き出している様子を観察することができます。泉質は、全国的にも珍しい二酸化炭素泉だそうです。 浴室は、ぬるめと熱めの湯温が異なる2つの浴槽があり、交互に入ったりして温度の違いを楽しめます。また、3メートル近い高さから、約10度の冷たい源泉が打たせ湯となって落ちてきます。 湯上りに楽しみな食事は、四季折々の地元で採れた山菜やキノコ、清流で育った川魚など旬の地元食材を使った料理や、イノシシ鍋、鹿料理などを味わうことができます。 屋外ではバーベキューもできるそうです。 客室は23室あり、食堂や廊下には、地元の切花のドライフラワーが飾られています。宿泊者限定で使える乾燥室もあります。また、談話室には500冊以上の漫画本があり、Wi-fiも利用できます。 唐沢鉱泉は登山口にあるので、登山者の利用が多いのですが、唐沢鉱泉までは舗装道路が整備されており、自動車でも訪れることができるので、山奥の秘湯を味わいたい方は、是非訪れるといいでしょう。