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温泉情報(秋)

秋の温泉情報



秋の彩りと言えば、何と言っても紅葉。「山が燃える」とも称される程、赤や黄色に染まった風景を見ながら入る温泉はまた格別です。ここでは、日本人のみならず外国人観光客にも大変人気がある温泉地を、紅葉の名所と共に紹介します。

宮城県 秋保温泉

宮城県 秋保温泉

仙台市中心部から車で30分程走らせた山あいにある「秋保(あきう)温泉」は、「仙台の奥座敷」とも呼ばれ親しまれている名湯です。日本三代名瀑のひとつ「秋保大滝」がある「二口峡谷(ふたくちきょうこく)」や「磊々峡(らいらいきょう)」の紅葉は圧巻の一言。ゴツゴツとした白色の岩肌と紅に染まった紅葉のコントラストは一見の価値あり。

また、秋保温泉街は名取川の河岸段丘上にあるため、宿泊施設内の温泉からの眺めは格別で、紅葉散策で疲れた体も、温泉と紅葉が癒してくれます。

この秋保温泉の歴史は古く、古墳時代には開湯されていたと言われています。その後天皇家御用達の温泉とも位置付けられたために、「名取の名湯」として広まっていきました。いにしえの皇族も紅葉の美しさを楽しみながらこの温泉に浸かっていたのかと想うと、大変感慨深い温泉であると言えます。

三重県 湯の山温泉

三重県の御在所岳(ございしょだけ)は、東海地区を代表する紅葉の名所として知られており、毎年10月中旬になると、標高1,212メートルの山頂付近から麓に向かって、約1ヵ月半の時間をかけながら徐々に色付いていきます。御在所の一番の見どころは、ロープウェイに乗ってこの景観を眼下に見ることができること。急斜面の山肌に立つ木々は一本一本の見分けがつきやすく、赤や黄色の紅葉と常緑の針葉樹による彩のパッチワークは、思わずため息が漏れてしまう程の美しさです。

この御在所岳山麓には「湯の山温泉」があります。奈良時代に発見された歴史を持つ温泉ですが、江戸時代に温泉宿の街として整備されたことがきっかけで人々に知れ渡ることとなりました。また、「湯の山温泉」は、別名「鹿の湯」とも呼ばれていますが、これは、昔、傷ついた鹿がこの温泉で湯治をしていた際、猟師に狙われそうになったところを一人の木こりの機転によって助けられ、鹿はその恩返しに「この温泉はケガに良く効くので皆さんもお使い下さい」と木こりに告げたことで、村人たちへ温泉が知られるようになったとの伝説が残っています。

「湯の山温泉」は、名古屋や大阪といった大都市圏からも近いため、四季を通じて観光客で賑わっていますが、やはり秋の紅葉シーズンは、ロープウェイから見下ろす眺めと、温泉から見上げる眺めと、どちらも楽しむことができる絶好の季節だと言えます。

富山県 宇奈月温泉

富山県の黒部峡谷(くろべきょうこく)は、日本一深い「V字峡」として有名で、10月下旬には見事な紅葉が見られます。

この黒部峡谷の紅葉鑑賞で特に人気が高いのが、黒部峡谷鉄道のトロッコ列車から見る紅葉です。宇奈月(うなづき)駅から欅平(けやきだいら)駅までの20.1キロメートルの間、トロッコ列車から見る紅葉は、眺めるというより辺り一面の紅葉の空間に包まれているような景色が味わえます。

そのトロッコ列車の出発駅である宇奈月駅前にあるのが、「宇奈月温泉」です。温泉街からは黒部川を挟んだ対岸の山肌に広がる紅葉が一望でき、露天風呂に入りながら眺める紅葉は人気があります。

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秋が深まると、温かい湯船が恋しくなってきます。しかし、ただ温泉に入るのではなく、日本ならではの独特な文化を醸し出している温泉街も十分魅力的です。温泉街の中にある公衆浴場に注目すれば、日帰りでも十分に楽しめます。また、古くからの温泉は文化遺産としても大切に保存されています。この秋は、少し違った角度で温泉を堪能してみましょう。

温泉街を楽しむ

温泉街を楽しむ

少しもの悲しさを感じる秋は、ゆったり静かに温泉を楽しむ人も多くなる季節です。休日を利用して1泊2日で各地の温泉に出かける人も多いでしょう。温かい湯船に浸かったり、紅葉を見ながら露天風呂に入ったりするのも良いですが、いくつもの温泉宿が集まる温泉街を散策するのも楽しみのひとつです。温泉宿の浴衣と羽織を着て、温泉街をぶらぶら歩くのも趣があります。宿自慢の夕食を食べたら街に繰り出してみましょう。温泉街ならではの風情と様々なお土産物が並ぶお店は、目を楽しませてくれたり、好奇心を満足させてくれるでしょう。

有名な温泉街は温泉宿も多く、行き交う人もそれぞれの浴衣を着ており、これらの光景がまた温泉街に風情を添えます。城崎温泉などでは、浴衣に下駄履きを正装とする地域もあります。温泉地によっては温泉街のいろいろなお風呂に入れるパスポートを発行しているところもあるので、他の宿のお風呂に立ち寄ってみるのも面白いでしょう。温泉街で多いのはやはり土産物屋で、その土地の名産や郷土品などを販売しているお店が何軒も軒を連ねます。また、新鮮な魚や果物をその場で調理して食べさせてくれる店もあり、大規模な温泉街では縁日のような賑わいを見せます。また、昭和時代の温泉街には必ずあったスマートボールや射的場、手打ちパチンコなどは、一旦姿を消したものが多いですが、最近はレトロな雰囲気が温泉客にうけて、湯原温泉などで新たに復活しています。

公衆浴場を利用しよう

たいていの温泉地には、誰もが気軽に入れる公衆浴場があります。日帰りドライブや他の観光施設への途中など、宿泊しなくてもふらっと立ち寄ることができるので、とても便利です。しかも温泉旅館やホテルなどと同じ源泉であるため、同じ効能・効果が期待できます。こうした公衆浴場では、地元の人も多く訪れるので、湯船の中で話が弾んだり、その地域のいろいろな情報を得たりすることができるかも知れません。場所によっては簡易の脱衣所だけしかないところや、スーパー銭湯のようにしっかりした設備を持っている所など、公衆浴場もいろいろです。

また、温泉旅館の中には、日帰り客向けに温泉入浴と昼食をパックにしたサービスを行なっているところもあり、宿泊せずに温泉を満喫することができます。

公衆浴場がなくても足湯が楽しめる温泉地もあります。温かい湯に足をつけるだけでもリラックス効果が得られ、体も温まってきます。長時間歩いたあとや長距離ドライブの途中などには最適で、ついつい長居したくなるでしょう。

温泉と文化遺産

多くの温泉は開湯から古い歴史を持っており、温泉地として栄えてきたところでは、温泉宿や関連施設も長い歴史を刻んでいます。こうした温泉や温泉宿の中には文化遺産として登録されているものもいくつかあります。

湯の峰温泉(和歌山県)のつぼ湯は、4世紀に開湯した日本最古の共同浴場とされ、熊野参詣道の一部として文化遺産に指定されている他、ユネスコの世界遺産にも登録されています。また、日本三古湯のひとつに数えられる道後温泉(愛媛県)の本館をはじめ、武雄温泉(佐賀県)の新館及び楼門、箱根湯本温泉(神奈川県)の福住旅館上諏訪温泉(長野県)の片倉館は建造物として歴史が古く、国の重要文化財に指定されています。湯の山温泉(広島県)では、江戸時代の広島藩の湯治場がそのまま現存していることから重要有形民俗文化財となっており、別府明礬温泉(大分県)では湯の花の製造技術が重要無形民俗文化財になっています。この他にも、明治から大正時代にかけて建てられた温泉宿やその付帯施設の多くが文化財として登録されており、現在もその歴史の長さを伝えています。

また、温泉地によっては珍しい自然現象が見られるところもあります。夏油温泉(岩手県)の天狗岩と呼ばれる石灰華や白骨温泉(長野県)の噴湯丘と球状の石灰石などは特別天然記念物に、川俣温泉奥鬼怒温泉(栃木県)にある湯沢噴泉塔や地獄谷温泉(長野県)の間欠泉などは天然記念物にそれぞれ指定されています。

11月3日は文化の日です。秋の行楽に温泉旅行を計画している人たちには、こうした文化遺産のある温泉地を訪れてみてはいかがでしょう。


秋は紅葉に彩られた風景が、温泉地の風情をより味わい深くし、この時期に行なわれるお祭りは、さらに旅情を誘います。

時代絵巻の箱根大名行列

時代絵巻の箱根大名行列

日本有数の温泉地として名高い箱根湯本温泉郷では、11月3日に伝統的な「箱根大名行列」が盛大に開催されます。箱根三大祭のひとつとして、秋の箱根を代表するイベントで、全国をはじめ海外からも多数の観光客が見物のために訪れます。箱根大名行列の歴史は、江戸幕府が幕府体制を維持するため、武家諸法度によって各大名に参勤交代を命じたことに始まります。大名は1年おきに江戸と国許を往復し、その行列は、露払いを先頭に、六尺、挟み箱、毛槍、弓、鉄砲、徒士(かち)、小姓、大名、家老、大名駕籠、奥女中、腰元、長持など、総勢170名にものぼりました。箱根大名行列は、小田原藩の格式にならってその当時の様子を再現し、旧東海道や温泉街を約6kmにわたって、「下ニー 下ニー」と言う大きな掛け声とともに練り歩きます。

箱根大名行列は、昭和初期の1935年に箱根湯本で温泉博覧会が開催されたことをきっかけに始まり、以降、戦時下を除いて毎年開催されています。「湯本小学校」を午前10時に出発して、午後2時30分頃、終点の「湯本富士屋ホテル」に到着します。大名行列本体の他に、地元のマーチングバンド、箱根湯本温泉郷のヨッシャ踊り、小田原北条鉄砲衆による火縄銃の演舞など、各種団体が参加して、このイベントを盛り上げます。

紅葉に彩られた中で繰り広げられる時代絵巻を楽しんでみてはいかがでしょうか。

伊香保まつり(いかほまつり)

伊香保まつり(いかほまつり)

群馬県の温泉地・伊香保温泉では、毎年9月18日~20日に「伊香保まつり」が開かれ、このお祭りは、伊香保神社の例大祭で、約1200年の歴史があります。伊香保温泉街の中心に位置し、365段の石段を登りきったところにある伊香保神社は、835年9月19日に名神大神の社格を授けられ、この日を神社の例大祭としました。祭りの日程は、18日が宵祭り、19日に例大祭、20日は最終日となっています。例大祭では、神社本神輿渡御や樽神輿渡御が行なわれ、神社までの急な石段をもみあいながら駆け上っていく姿は迫力満点で、この祭りの一番の見どころです。

時を同じくして、町内の大山祇神社でも例大祭が開かれ、この時ばかりは、温泉街はお祭り一色のムードに包まれます。また、伊香保に縁りのある明治の文豪・徳富蘆花の命日が9月18日であるため、蘆花祭や、温泉に感謝する湯汲み神事、輪踊りなどの演芸が同時に行なわれます。

伊香保温泉は、南北朝時代の書物に記載されている程、古くからわき出ている温泉で、「黄金の湯」と「白銀の湯」の2種類の湯が楽しめるとあって、関東を中心に毎年多くの観光客が訪れています。

城崎温泉のだんじり祭り

城崎温泉のだんじり祭り

兵庫県の奥座敷で、古湯で有名な城崎温泉では、毎年10月14日、15日にだんじり祭りが開かれます。これは四所神社の例祭で、200年以上も前から続いている伝統と格式のある祭りです。このだんじり祭りの見どころは、四所神社の神輿と山車が町の中にある7つの外湯を巡りながら攻防を繰り広げるところです。太鼓と鐘の響き渡る中、絢爛豪華な山車が一の湯前で三つどもえの競り合いを行ない、迫力満点のシーンが展開されます。祭りでは神輿と、「台」と呼ばれる上部の山車、「大だんじり」と呼ばれる中部・下部の山車、「小だんじり」と呼ばれる子供用の山車2基の計5基が、温泉街を所狭しと走り回ります。上部・中部・下部とは、町の中央を流れる大谿川の区域を意味します。神輿が、外湯をひとつずつ巡って祈願するのを守るのが「台」で、それを阻もうとするのが「大だんじり」というストーリーで、町のあちらこちらで山車同士が「セリ」というぶつかり合いをして祭りを盛り上げます。

山間の静かな温泉街も、祭り当日は荒々しさと豪華さに包まれ、高く澄み切った秋の空に祭りの音が鳴り響きます。