ご希望の温泉・スパ情報を無料で検索できます。

施設検索/ホームメイト・リサーチTOP

旅探
温泉・スパ
トップページへ戻る
トップページへ戻る

第六回日本三美人湯 川中温泉(群馬県)

龍神温泉(和歌山県)、湯の川温泉(島根県)と共に「日本三大美人湯」に挙げられる川中温泉(群馬県)をご紹介致します。

温泉はなぜ美容に良いの?

古くから日本人は温泉を愛してきました。体を浄め温めることはもちろん、健康増進、けがや病気の治癒にも温泉の利用をしてきたことは周知の通りです。

そして、忘れてはならない温泉の効能のひとつが「美肌効果」です。

ところで、各温泉地の「効能」で記されている中に「美容」「美肌」といった記述は書かれていないことはご存知でしょうか。温泉の適応症としてよく見られるものには「肩こり」「神経痛」「ストレス」「不眠症」「冷え性」…など多数あります。

これら温泉で効果があると期待される症状のことを「適応症」と呼びますが、実は美容や美肌は「療養」ではないので適応症とは認められておらず、そのため「効能」欄には記載されていないのです。

しかし、現代の科学的分析の結果、温泉成分による美肌効果は認められています。泉質の中では炭酸水素塩泉(重曹泉)、硫酸塩泉、硫黄泉、含アルミニウム泉などが特に美肌効果があるとの結果が出されており、またpH値で言えばアルカリ性泉が美容効果が高いことが分かっています。

各地の「美人の湯」を名乗る温泉地はこれらのデータを根拠にしているのです。 泉質の美容効能を具体的に挙げると、以下のようになります。

炭酸水素塩泉(重曹泉)

アルカリ性の成分が多く皮膚の表面を滑らかにし、肌の鎮静作用、代謝増進、保温効果、便秘解消が期待できると言われています。

硫酸塩泉

無色透明の温泉で、含まれる成分の量により「芒硝泉」「石膏泉」「正苦味泉」に分類され、コラーゲン生成のサポート、肌の鎮静作用、保湿、便秘解消が期待できると言われています。

硫黄泉

ゆで卵が腐ったような独特の匂いが特徴で、デトックス作用、古い角質の除去、毛細血管拡張作用による血行促進、代謝増進、便秘解消が期待できると言われています。

含アルミニウム泉

かつては「明礬(みょうばん)泉」とも言われた、アルミニウムイオンを含む泉質で、皮膚病に効くとされています。 これらの泉質を根拠として全国各地で「美人の湯」「美肌の湯」と看板を掲げる温泉がある中、特筆すべき名高い3つの温泉が、龍神温泉、湯の川温泉、川中温泉の「日本三大美人湯」なのです。

川中温泉のカルシウム硫酸塩泉ですべすべ肌に

川中温泉は、群馬県の中西部、吾妻郡東吾妻町の山あいにある温泉です。雁ヶ沢川の川底から自然湧出する温泉なので「川中」の名で呼ばれています。

宿は「かど半旅館」一軒だけのとても小さな温泉地ですが、隠れ家スポット、あるいは「秘湯」としても根強い人気がある「美人の湯」です。

平安時代から知られる美人の湯

伝説によると、この温泉は平安時代から知られていました。その頃のこの地は木や草が生い茂り、温泉はその茂みの奥に湧いていたため、地元に住む人にしか知られていませんでした。

しかし、源頼朝の家臣であった重田四郎は病に罹った際に、この地に長期間滞在して湯治に専念していたと伝えられ、木戸沢跡には今も「重田屋敷」「墓石」など彼にちなんだ地名が残っています。

江戸時代には、温泉地から4~5km程下流にある応永寺の了牛和尚と村人たちが協力して湯小屋を建てたと言われています。地元の人々が「源泉」を「温泉地」に変えたとも言えるでしょう。

温泉地となり人々がこのお湯を気軽に楽しめるようになりましたが、お金に困っていたり、難病に苦しんでいたりする人には「おたすけ湯」として無料で開放していたこともあり、この温泉を愛する人たちがだんだんと増えていきました。

地元民に愛され守られてきた歴史

その後、川底に湧出していた温泉は大水の際に流されることもありましたが、危機をそのつど救ってきたのも川中温泉を愛する地元の村人たちであったと伝えられています。

このようにして川中温泉は地域によって守られてきました。現在でも「かど半旅館」は川中温泉のみならず日本全国の秘湯を守る運動を続けています。

川中温泉の泉質は、弱アルカリ性のカルシウム硫酸塩泉です。この泉質の特長は肌の鎮静作用で、乾燥肌のかゆみを抑え、保湿効果もあります。

さらに石膏成分が皮膚のタンパク質と結びついて肌表面に薄く付着して皮膜を作り、水分が発散することを防ぎます。そのためこの泉質には、肌ざわりの良いさらさらの美肌に導く効果があります。

より効果を高めるために

美肌効果をより得るためには、長時間ゆっくりと入浴することが望ましいです。川中温泉の源泉温度は比較的低いために長い時間の入浴に向いているのも「美人の湯」たる所以なのでしょう。

1回の入浴を30分から1時間の間、浴槽に浸かったり出たりを繰り返すことでより効果を感じることができます。

ぬるめのお湯にゆっくり浸かること。それが体を芯からほっかほかに温め、肌をすべすべに保ってくれます。

一軒宿「かど半旅館」の魅力

川中温泉の一軒宿「かど半旅館」は、「川中」の地名の由来となった雁ヶ沢川沿いに建っている本館8室、新館4室の合計12室のこぢんまりとした宿です。

家族で営まれていることもあり、どことなくアットホームな雰囲気を好むお客さんも多く、まさに隠れ家的な魅力と温かさにあふれた温泉宿です。

自慢の温泉は男湯と女湯の他、露天風呂、大湯、薬湯があります。源泉温度が低いため、露天風呂のひとつの浴槽と薬湯以外の風呂は加温してありますが循環はさせず、掛け流しの湯です。湯上がり後には肌のしっとりすべすべ感を、じっくりと実感して頂けます。

渓流沿いの露天風呂は混浴で、雁ヶ沢川の川音を聞きながらお湯に浸かれる贅沢なお風呂です。山が間近に迫っているために特に緑の季節は自然味が格段に増し、森林浴も同時に味わえ、時間の流れを忘れてしまいそうです。

この露天風呂と大湯、薬湯は混浴ですが、午前6時から7時と午後8時から10時は女性専用時間となっていますので、女性お一人様でも安心して美人の湯を堪能することができます。

ただし、川中温泉は宿泊施設のお風呂ですので、利用できるのは宿泊者のみとなります。日帰り入浴はできませんのでご注意下さい。時間をかけてゆっくりのんびりと、お風呂を楽しみましょう。

料理は地元の食材を活かした家庭料理です。川で獲れた魚や山菜、小鉢料理、煮物、陶板焼き、群馬県名産の刺身こんにゃくなど、温泉で温まった体に優しいメニューが並びます。注目すべきなのは、群馬の郷土料理「おっきりこみ」です。

味噌で煮込んだ野菜もたっぷりのうどんに似た麺料理で、この地方に代々伝わってきたおふくろの味として一般家庭でも愛されています。麺は手打ちで、ほくほくの野菜と、麺から溶け出した打ち粉によってとろみのついたつゆが、もちもちの麺とよく合って人気です。