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一度は浸かってみたい秘境の野湯 川原毛大湯滝温泉

秋田県の南の玄関口、湯沢市にある川原毛大湯滝。滝壺や渓流が、すべて天然の露天風呂になっていて、滝そのものが温泉という珍しい滝の湯です。

滝そのものが温泉!日本三大霊地にある滝の湯

青森県南部の恐山と、富山県越中の立山と並ぶ、日本三大霊地のひとつ、川原毛地獄は、標高およそ800メートル、807年(大同2年)に月窓和尚が開山したと言われる山です。

草木が生えていない、灰白色の溶岩に覆われた山肌が続き、いたる所から水蒸気や火山性ガスが噴出し、鼻をつくような強い硫黄臭が漂っています。

まさに、地獄絵図のような情景を見せる川原毛地獄にあるのが川原毛大湯滝です。川原毛地獄の駐車場から、およそ15分歩くと、高さ約20メートルの湯滝に到着します。

約1キロメートル上流で湧出する温泉が、沢水と合流してダイナミックに流れ落ちる様子は圧巻。滝壺や渓流など、すべてが天然の大露天風呂になっていて、地元の人をはじめ、観光客や登山者などが集っています。

入浴に最適な時期は、7月上旬から9月中旬。冬は積雪により、通常11月から5月上旬まで、完全に通行止めとなります。

入浴は無料で、休憩所などの設備はありません。公共の場となるため、水着を着用して入浴するようにしましょう。なお、夏季のみ脱衣所があります。

川原毛大湯滝を訪れる拠点には、秘湯・泥湯温泉へ

川原毛地獄の入り口にたたずむ泥湯温泉も、湯自慢の秘湯として知られています。

泥湯温泉は、藩政時代から続く歴史の古い温泉地で、江戸時代には「安楽泉」と称される湯治場でした。

乳白色の濁り湯だったことから「泥湯」と呼ばれるようになったと言われています。2014年(平成26年)10月現在、奥山旅館と小椋旅館の2軒の宿が営業しており、仙境の大自然を満喫しながら、秘湯ムードに浸ることができる温泉地として湯治客が訪れるスポットです。

泥湯の周辺では、道路のアスファルトを突き破るかのように温泉が湧いている様子を目にすることもでき、地球のエネルギーを実感することができます。

川原毛大湯滝を訪れる際の拠点としてうってつけの泥湯温泉でも、湯浴みを楽しんでみてはいかがでしょうか。

歴史と地域住民の思いを感じる地蔵菩薩

川原毛地獄の麓に立つのが、川原毛地蔵菩薩です。川原毛地獄では、かつて300年以上にわたり、硫黄の採掘が行なわれていました。その硫黄鉱山で命を落とした人々を供養するために、毎年、川原毛地蔵祭(例大祭)が開催されています。

多くの僧侶や地元の方々が供養に訪れる姿は、川原毛地獄に息づく歴史と、地域住民の人々の思いを実感させてくれます。

秋の川原毛を楽しむなら、三途川渓谷へ

大湯滝への道が閉ざされる秋でも、川原毛には秘境感を味わえる絶景スポットがあります。

川原毛地獄の入り口にある三途川渓谷です。渓谷にかかる三途川橋は、渓流からおよそ40メートルもの高所にあり、冥土への路である「三途川」と呼ばれるその名の通り、下を見下ろすと背筋が凍るような、断崖絶壁の場所です。

しかし紅葉の季節には、その恐ろしさも忘れる程の絶景が広がり、多くの人を魅了しています。

三途川橋の両端には、上り方向に閻魔大王と泰山大王、下り方向には延命地蔵と合掌地蔵の石像が鎮座しています。

また、湯沢市の文化財に指定されている木彫仏像の十王像が、三途川の十王堂内にまつられています。今から1,000年以上も昔、川原毛地獄山に建立された霊通山前湯寺が、のちに三途川に移され、その後稲庭城主である小野寺道広によって、稲庭に移されました。

霊通山前湯寺を稲庭に移す際、小野寺氏が三途川に建立したのが、十王堂です。三途川渓谷を訪れる際に足を止めてみると、地域の人々の信仰の心に触れることができるでしょう。