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一度は浸かってみたい秘境の野湯 石抱温泉

山形県の北部、最上地方の大蔵村にある肘折(ひじおり)温泉郷のひとつが石抱温泉(いしだきおんせん)です。肘折の中心街から西南へ約2キロメートル、車で10分程のところにあります。

豊かな山々に抱かれた、山形県北部の大蔵村

石抱温泉がある大蔵村は、中世、成沢城主兼義の子・孫次郎満久公が山形市成沢から入り、清水氏と称して治めた村。7代138年間にわたり、最上地方の中心地として栄えました。

1871年(明治4年)の廃藩置県で新庄県に属し、その後山形県に合併。1888年(明治21年)の町村制により清水町村、合海町村、南山村、赤松村と合併し、現在の大蔵村になりました。

総面積211.59平方キロメートル、その内、山林の面積がおよそ85%を占める大蔵村。南方には、標高1,984メートルの月山と標高1,462メートルの葉山がそびえ、山々から流れ出る銅山川と赤松川が村を貫くように流れています。これらの川は、東北を代表する大河、最上川に合流します。

開湯1,200年以上の歴史を誇る肘折温泉郷

出羽三山の主峰である月山の麓、銅山川沿いにあるのが肘折温泉郷で、数度にわたる噴火を繰り返した肘折火山の、カルデラ部分に当たります。開湯の歴史は1,200年以上に及び、湯量豊富で風光明媚な湯治場として、観光客をはじめ全国から多くの人が訪れる温泉郷です。

「肘折」の名は、肘を折った老僧がこの地の湯に浸かると、たちまち傷が癒えたという伝説に由来していますが、他にも諸説が語り継がれています。

銅山川の上流には、登録有形文化財にも指定されている肘折ダムがあり、その近くに源泉公園があります。公園内では、足湯に浸りながらダムを眺められるスポットや、源泉が自噴している源泉ドームなどがあります。

肘折温泉郷の外れにたたずむ野湯、石抱温泉

石抱温泉

肘折の中心街から銅山川の上流に沿って、3キロメートル程行くと、森の中にひっそりと湯が湧出する、石抱温泉があります。

泉質は、ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物温泉。無色透明で異臭がなく、消毒効果があるとされています。泉温は約38.3度。

炭酸の量が多く、体が浮かんでくるのを防ぐために石を抱いて入浴したことから、「石抱」と呼ばれるようになったとも言われています。

石抱温泉の石碑

浴用の適応症としては、きり傷、火傷、慢性皮膚病、動脈硬化症、慢性婦人病など。

飲用の適応症としては、慢性消化器病、糖尿病、痛風、肝臓病、慢性胆のう炎、胆石症、慢性便秘、肥満症などが挙げられています。

石抱温泉は、草木が生い茂る山間にあり、岩に刻まれた「石抱温泉」の文字が目印です。岩で囲み、源泉をせき止めただけの湯船は自然との一体感を味わえ、秘湯風情たっぷり。5分程浸るだけで、体の芯からポカポカと温まってきます。

温泉は、普段は入浴することができません。肘折温泉郷にある宿、ゑびす屋が管理していますので、利用の際は事前にゑびす屋へ連絡をする必要があります。ただし、豪雪地帯にあるため、冬場は利用できません。

合わせて楽しみたい肘折温泉郷

肘折温泉

石抱温泉を訪れる際の拠点となる肘折温泉郷には、20軒(25棟)の宿が並び、いずれもかけ流しの湯を満喫することができます。

第百代後小松天皇の1391年(明徳2年)に初めて温泉場として開業したと伝わる肘折温泉の他、大蔵鉱山(金山)が発見された明和年間(1764年~1780年)に開湯した黄金温泉などがあります。また、温泉風情をより一層楽しむためのスポットも満載です。

朝市

肘折温泉名物の朝市。冬季を除く毎日、朝5時ごろから始まり、地元の朝市組合の女性たちが採れたての野菜や山菜、果物などを持ち寄って土産店や旅館の軒先に市を開きます。生鮮品の他にも、手作りの笹巻きをはじめ、マムシなどの漢方薬まで並び、温泉街が賑わいます。

源泉ドーム

銅山川の上流にある源泉公園の中にある石造りの建物。ガラス窓から建物の中をのぞくと、源泉が湧き出ている様子を見ることができます。周囲の椅子に座って、腰湯で癒されることもできるスポットです。

肘折ダム

1952年(昭和27年)に造られた砂防ダム。温泉街の奥にあり、緑の木々とのコラボレーションが清々しく、水音とともに美しい風景を演出しています。

肘折いでゆ館

湯量豊富な肘折の温泉を活用した入浴施設。掛け湯や寝湯を備えた薬師の湯、石造りの地蔵の湯などがあり、地元住民をはじめ、健康増進のために大勢の人が訪れます。