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文化人がこよなく愛した名湯 新穂高温泉×井上靖

長野県と岐阜県の県境に広がる奥飛騨温泉郷のひとつ、新穂高温泉。巨岩で取り囲んだだけの、大野天風呂が有名です。作家の井上靖が小説『氷壁』の舞台に選んだ新穂高の雄大な自然と、新穂高温泉の魅力をご紹介致します。

恋愛と友情をドラマチックに描いた名作『氷壁』

映画やドラマの原作にもなり、世代を超えて知られる井上靖の小説『氷壁』。

穂高岳の難所に挑んだ小坂乙彦は、切れるはずのないナイロンザイルが切れるという事故によって墜死してしまいます。

そして、同行していた友人の魚津が、その死の真相究明に力を注ぐ様子を劇的に描いています。

山を愛した作者の井上靖が、奥穂高を舞台に、恋愛と男同士の友情をドラマチックに描いた作品。都会との対比によって、ダイナミックな自然の美しさや険しさが浮かび上がっています。

個性豊かな奥飛騨温泉郷にある新穂高温泉

日本のみならず、世界中から多くの観光客が訪れる岐阜県高山市。その一大観光地から車でおよそ1時間の場所に、平湯、福地、新平湯、栃尾、新穂高の5つの温泉地が集まる奥飛騨温泉郷があります。

中でも最奥地に位置するのが新穂高温泉です。 北アルプスの槍ヶ岳や穂高岳への登山口としても親しまれ、四季折々の自然美が迎えてくれます。

新穂高温泉は、源泉ごとに大きく以下の3エリアに区分されます。

新穂高源泉エリア

北アルプスの山間に位置し、ダイナミックな景観が広がるエリア。

ここには、日本初の2階建てゴンドラとして知られる新穂高ロープウェイがあり、標高2,156メートルの西穂高口まで、雲の上の空中散歩を楽しむことができます。

また、蒲田川の川岸にある公共の野天風呂、新穂高の湯は奥飛騨温泉郷の名所のひとつ。雄大な山々を眺めながら、野趣あふれる気分を満喫できます。

中尾源泉エリア

3,000メートル級の山々に囲まれた温泉街。

水遊び感覚で楽しめる足洗いの湯は、笠ヶ岳や錫杖、焼岳などが望めます。

蒲田源泉エリア

槍ヶ岳や西穂高岳の絶景を眺めることができるエリアで、渓流釣りのメッカとしても知られています。温泉の効能が高く、蒲田川沿いに宿が並ぶ温泉街があります。

作品に登場する「中崎山荘」の衰退と復活

井上靖の『氷壁』や新田次郎の『白い壁』などの小説に登場するのが、新穂高温泉にある「中崎山荘」です。

ここはかつて、笠ヶ岳鉱山の関係者や林業従事者のみが訪れる秘境でした。

昭和20年代後半、登山ブームの到来などを機に、登山者が増加。林業用の作業小屋だった所に登山者が泊まるようになり、「中崎山荘」が開業しました。

その後も新穂高温泉を代表する湯宿として親しまれていましたが、2007年(平成19年)、蒲田川の砂防工事のために、およそ50年の歴史に幕を閉じることになったのです。

しかし、2010年(平成22年)、約2年半ぶりの休業期間を経て、日帰り入浴施設「中崎山荘 奥飛騨の湯」としてリニューアルオープン。

元々、宿「中崎山荘」があった場所から蒲田川を隔てた向かい側にできた施設には、奥飛騨でも貴重な乳白色の湯を満喫できる内湯や、間近に笠ヶ岳を望むことができる、絶好のロケーションの露天風呂があります。

また館内には、休憩処の他、飛騨地方のご当地グルメなどが味わえる食事処も。入浴後は、飛騨牛や朴葉みそなど、郷土の味に舌鼓を打ちながら、井上靖の世界に思いを馳せることができる、新たな観光スポットです。

中崎山荘 奥飛騨の湯

◆ 内湯
某メーカーの入浴剤のモデルにもなった、源泉100%の乳白色のアルカリ泉を使用。また、源泉100%の硫黄泉の湯と、まろやかな味わいの清らかな山水の飲泉場も設けられています。

◆ 露天風呂
笠ヶ岳を望む岩造りの露天風呂。源泉100%、無色透明の硫黄泉を使用しています。男女ともに、ミストサウナが併設されています。

◆ 入浴
入浴時間は8時から20時まで、不定休です。冬季の営業については、事前に確認を。