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スパ用語集(た行)



スパに関する用語(た行)をご紹介します。

太極拳

太極拳(タイキョクケン)

中国、宋代に始まる拳法のことで、ゆるやかに円弧を描くような両手両足の動きを中心とする拳法である。太極拳は、元代に張三豊が少林寺で武術を修めたあと、武当山に入って修行をし、道教の「陰陽五行説」や「戸納法」と呼ばれる呼吸法を取り入れて編み出したと言われている。健康や長寿に良いとされているため、現代では格闘技や護身術としてではなく心身鍛錬のための健康法として盛行している。また、中国などでは市民が朝の公園に集まり練習を行なっている。日本国内においても愛好者が多く、「太極拳のまち」を宣言した福島県喜多方市のように、自治体単位で太極拳を行なっているところもある。また、フィットネスクラブやスパ施設などでは気軽に行なえる太極拳エクササイズなどを行なっている施設もあり、健康のための習い事としても人気が高い。

タイ古式マッサージ

ヨガ、指圧、整体などの要素を含むタイ独自のマッサージ法のこと。指圧マッサージで身体の凝りをよくほぐし、ストレッチでそのゆるんだ筋肉を十分にのばし、最後に矯正で身体のゆがみを整えるという、現代医学においても理想的な施術体系を持ったマッサージである。また施術されている際、脳内はアルファー波で満たされ、半覚半眠の状態にあるため、非常にリラックスした気分を味わうことができる。さらにマッサージを受けることによって、頭痛、肩こり、腰痛、生理痛、喘息、高血圧、冷え性、便秘などに効果があると言われている。心身ともにリラックスし健康につながることから、近年ではスパでも人気がありタイの主要観光地では、一軒家スパなどのデイスパで古式マッサージを提供する店が増えている。

滞在型スパ

スパには3種類あり、ホテルスパ、クルージングスパなどの「滞在型スパ」、デイスパ、アミューズメントスパなどの「非滞在型スパ」、メディカルスパ、温泉病院などの「医療型スパ」がある。滞在型スパは、ホテルや専門施設に宿泊して受けられるスパを指し、宿泊のオプションとしてスパが受けられるライトなものから、目的を持って様々なスパメニューや食事を体験するためにホテルに宿泊する専用プランまで幅広い。また、参加者がダイエット、健康増進、デトックスなどの目的に合わせてスパメニューが選べるディストネーションスパや、海外リゾートやクルージング船に滞在するようなセレブに人気の滞在型スパなど、集客のための新しい試みも始まっており、世界中の美と健康を求める女性が注目している。

タラソテラピー

タラソテラピー(タラソテラピー)

フランスの伝統的な海の恵みを使った海藻療法のこと。「海には人体に必要な成分がすべて含まれている」と言われる程あらゆる元素が溶けこんでいるため、その海のミネラルをたっぷりと含んだ塩や泥などを顔や身体にトリートメントし、皮膚や粘膜からミネラルを取り入れていく。体内に取り入れたミネラルは細胞本来の機能を高める他、リラックス、美容、疲労回復、新陳代謝の活性化、神経系の症状改善、など様々な効果が期待できる。そのため、本来フランスではタラソテラピーを療養やリハビリテーションを目的に行なわれていたが、近年ではストレスなどによる身体の機能や免疫力の衰えなどを背景に、海辺のホテルやスパなどでリラクゼーションや美容などの幅広い目的でも行なわれるようになっている。

チムジルバン

韓国の伝統的な温浴形態のひとつであり、麦飯石、玉、ゲルマニウムなどを800℃前後の高熱で加熱し、その際に出る遠赤外線を浴びる、50〜90℃の低温サウナのこと。「プルガマ」とも呼ばれる。韓国での多くは、日本の健康ランドのような施設で、食堂や売店、仮眠室、インターネットカフェやマッサージなども備えている。室内には浴槽は無く、受付で渡される「ガウン」と呼ばれるTシャツとショートパンツを穿き寝転がったり、本を読んだりと自由な体勢で汗を流す。流れた汗はべたつくことなくサラリとしているのが特徴で、疲労回復や血液循環、老化防止に効果があると言われている。近年は日本でも岩盤浴の1種として取り入れられており、「チムジルバンスパ」として楽しめる施設も多い。

超越瞑想

瞑想法のひとつで、1日2回、20分間、リラックスした状態で座って目を閉じて行なう瞑想方法。インドの物理学者、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーによって生み出された。英語表記では「Transcendental Meditation」、略して「TM」とも呼ばれる。毎日僅かな時間でも行なうことで、深い安らぎが得られ日頃のストレスや疲労が消えると言われており、企業の福利厚生としてソニーや京セラ、IBMなどが導入していたこともあると言われている。とても簡単な瞑想法ではあるが、大きな効果を期待して具体的に実践するにはマンツーマンで指導者に指導してもらう必要があり、日本では、日本初の滞在型アーユルヴェーダスパを併設している「ヴェーダの森那須」という宿泊施設で、二泊三日の宿泊形式で超越瞑想を学ぶことができる。

テピダリウム

テピダリウム(テピダリウム)

古代ローマのスパで、入浴前の準備をする部屋として存在した微温浴室のこと。発祥の古代ローマでは、温泉入浴者はまずテビダリウムに向かい、そこでくつろぎ、衣類を脱いだあとで高温浴室(カルダリウム)や冷室(フリギダリウム)へと向かって行ったと考えられている。現代では、約35〜40℃の低温サウナの温気浴室のことを「テピダリウム」と言い、主に入浴やトリートメントの前後にくつろぐための部屋として準備されている。スパによっては39℃前後に温められた陶器のベッドも置いてあり、ゆっくりと寝ころびながら神経の疲れを取ることができるところもある。体温とほぼ同じ程良い温かさで発汗できるため、サウナよりも身体に優しく、女性や高齢者に人気が高い温熱療法のひとつでもある。

テマツカル

メキシコ各地で行なわれているインディアンの伝統的な蒸し風呂のこと。ナワトル語で「蒸気の家」という意味があり、英語では「スウェット・ロッジ」とも呼ばれている。焼き石に水をかけることによって水蒸気を発生させ、部屋の温度と湿度を上げることにより発汗が促され、リラックス効果やデトックス効果が得られるすくみとなっている。元々テマスカルは、妊婦や新生児など身体の弱い人の安静や体力回復、リウマチや喘息など寒冷が原因の病気の回復を目的に使用されており、トルテカ文明と言われる7世紀ころから使用されていたと考えられている。現代では、メキシコにあるリゾートホテルのスパ施設でテマスカルの体験が可能で、さらに本格的な伝統あるテマスカルを受けたい場合は、リゾートホテルではなく現地の人の使用する古い設備で体験することができる。

テルマリウム

古代ローマで生まれた浴場を現代風にアレンジして再現したサウナ施設のこと。現代の床暖房技術を応用してつくられており、壁や床からの輻射熱を用いて部屋の温度を約45℃に設定して発汗を促す。ドライサウナは、空気を暖めて熱を得る「熱対流」を利用するが、テルマニウムでは直接触れることで熱を得る「熱伝導」や遠赤外線で熱を得る「輻射熱」を利用するといった、温め方の違いがある。そのため、ドライサウナと比べ穏やかな熱が全身にじんわり伝わり、ゆっくりと皮脂腺から汗を流すことによって自然治癒力を高め、疲労回復や美容、ダイエットや免疫力強化の効果が期待できる。身体に負担の少ない熱のため、子供やお年寄りも安心して利用することができる。さらにテルマリウム内には、アロマの香りが循環しているので、心地良い香りによる高いリラクゼーション効果が得られるのも特徴だ。

ディープティッシューマッサージ

ディープティッシューマッサージ(ディープティッシューマッサージ)

スパ施設で受けられるマッサージのひとつ。Deepは深部、tissueは組織という意で、筋肉の奥深くまでゆっくり圧力をかけ、硬く収縮している筋組織や腱、表皮に働きかけてもとの状態に戻していく、比較的強めのマッサージ法。スウェディッシュマッサージよりも深い層まで届くことができるのが特徴のひとつ。マッサージクリームやオイルを使って施術するため、筋肉疲労や肩こり、腰痛だけではなく、頭痛やストレスの解消にも良いとされる。強めのマッサージであるので施術後、好転反応で一時的に身体にだるさや痛みが出ることもあると言われ、マッサージ後の予定は空けておくのが望ましい。欧米のスパでは有名な定番マッサージであるが、日本ではまだ知名度が低いマイナーなマッサージである。

ディスティネーションスパ

destinationは目的地などの意。「ディスティネーションスパ」とは、ある目的のためにいくつものスパメニューを組み合わせて行なう滞在型のスパのことを言う。元々は1980年代に「日常の誘惑から離れて健康に目を向けた生活をするため」に自然の中に作られたヘルスファームという考え方がもととなっているが、現在では主にリゾート地のホテルで宿泊プランとして用意されていることが多い。ディスティネーションスパ利用者の目的としては、ダイエット、アンチエイジング、体質改善、食生活改善、禁煙、産後ケア、ストレスマネジメントなどがあり、1泊2日程度の体験型から数週間に渡る集中プログラム型まで、ホテルや施設によって様々なメニューや食事内容が用意されている。

デイ・スパ

日帰りでできるスパのこと。街中で独立して営業しているスパもあれば、ホテルなどの宿泊施設やデパート、スポーツクラブなどに併設してある場合も多い。元々時間もお金もかかる滞在型のスパサービスをもっとたくさんの人に簡単に利用できるようにアメリカで発展したと言われている。デイスパにも、トリートメントやネイル、ヘアサロンなど美容に特化したスパや、サウナやプール、ジャグジーなどのように温浴できるもの、1人ではなく家族や友人と共にリフレッシュできるスパ、医師の監修のもとで美容や健康全般をサポートするメディカルスパなど、様々なタイプのデイスパがある。どれも手軽にリフレッシュできるため、休みの日など思い立ったときにすぐに足を運べるといったメリットが人気をよんでいる。

デッドシースパ

デッドシースパ(デッドシースパ)

デッドシー(dead sea)は、イスラエルにある湖で「死海」とも呼ばれている。海と比べて塩分濃度が非常に高いため、人間が入水すると水面に浮かぶことができることで有名だ。また「死海」と言う名は、湖水の殺菌能力の高さからあらゆる生物が生活することができないことから付いており、この殺菌能力を肌の洗浄やひきしめに活用したスパメニューとして開発されたものを「デットシースパ」と言う。デットシースパメニューを行なう多くのスパサロンでは、死海成分を配合したフットバスやボディマッサージ、ヘッドスパなどを中心に、規模の大きなところでは死海を再現した浴槽での浮遊体験で豊富なミネラルを全身に浴びることができる。さらに近年では、死海成分のアトピーへの有効性にも注目が集まっており、バスソルトなどの関連商品の人気が出始めている。

デトックス

体内に溜まった毒素を排出させること。現代の生活の中で、体内に悪影響を及ぼす化学物質(主に重金属や合成化合物、薬物のうち、特に有害なもの)を排出すことである。主なデトックス方法に、食生活の改善、ミネラルウォーターの飲用、サプリメント・薬剤の摂取、マッサージ、絶食、鍼灸、岩盤浴などがある。こういったデットクスを行なうことにより、新陳代謝の促進、冷え性の改善、むくみ解消、肩こり解消、自律神経の安定など様々な効果が期待できる。また、有害物質の多くが脂肪に蓄積されることからダイエットと関連付けされることもあるため、フィットネスクラブやスパなどで汗を流すことによってデトックスを行ないながらダイエットを行なう人も多い。

デュオマッサージ

2人のセラピストが同時に1人の客に対してマッサージやトリートメントを行なうこと。1人のセラピストは頭のトリートメントを、もう1人が足のトリートメントを担当するなどして、同時にマッサージを行なうため、効率的にバランス良く施行が受けられ、時間が無いビジネスマンにも人気が高いシステムである。また、息の合ったセラピストが同時にマッサージを行なう場合、通常のマッサージよりも格段に贅沢な気分が味わえるという声もあるが、セラピストが2人となるため料金もソロ(セラピストが1人の場合)の場合より高額になるというデメリットもある。他にも、夫婦やカップルが同時にマッサージを受けることを「デュオマッサージ」と呼ぶこともあり、その場合の2人用の個室のトリートメントルームは「デュオルーム」と呼ばれる。

湯治

湯治(トウジ)

文字通り温泉に入り病気を治療すること。温泉に浸ることで、水圧や温熱、浮力の効果などの刺激が身体に伝わり、新陳代謝が活発になると言われている。医学が未発達であった時代には、こうした免疫力を強めるような効能に寄せる期待は大きかった。特に冬の湯はよく効くと言われており、湯治に出かけると3週間もの間、温泉に滞在する風習が各地で行なわれていた。人間だけでなく動物も温泉に浸かって傷を癒している様子が見られることもあり、温泉の言い伝えとして、動物が湯につかる姿から温泉を発見したという話が日本全国にある。下呂温泉は、昔傷ついた白鷺が傷を癒やしに入っていたことで発見されたと言われている有名な温泉である。医療が発達した現代でも湯治は行なわれているが、昔のような療養的な目的だけではなく精神的なストレスを解消するためや、未病の人の免疫力を上げるためとして温泉は親しまれ続けている。

トルコ風呂

トルコをはじめとする中東全域の伝統的な公衆浴場、「ハンマーム」のこと。古代ローマの浴場文化を発展させたものと考えられており、浴室は蒸し風呂となっており、蒸気で発汗させあかすり師によるマッサージや剃毛を受けることができる。風呂としての役割だけではなく、休憩所や脱衣所でくつろぎながら飲食をしたり会話を楽しんだりする憩いの場としても庶民に愛されており、現代では数は減ったが、社交の場や観光施設として営業している。かつて日本では、普段はベールで顔を隠していたイスラムの女性たちがハンマームでは素顔を晒し集うことができる、といったイメージなどから個室付特殊浴場(ソープランド)の通称として使われたこともあったが、その後トルコ人留学生の抗議運動がきっかけとなり現代では性風俗用語としては使われていない。

ドーシャ

インドの伝統医学、アーユルヴェーダの中で「トリドーシャ(3つのドーシャ)」と言われる、「ヴァータ」「ピッタ」「カファ」の3つからなるとされる生命エネルギーのこと。健康状態が良いときは、この3つのドーシャのバランスが取れており、逆にそのバランスが崩れてしまうと身体の調子は悪くなり、それによって病気を引き起こすと言われている。どんな人でも基本は、この3つのドーシャで成り立っていて、3つの要素の強さの違いが体質や性格の違いとして現れている、という考えがアーユルヴェーダの基本であり、各々のドーシャのバランスをうまく保つことが病気の予防、健康の促進に繋がる。本格的なアーユルヴェーダを取り入れているスパ施設では、施術前にドーシャの診断を行ない、その人の理想的なドーシャのバランスを理解したうえで、ドーシャに合わせた施術を行なっている。

ドライブラッシング

ドライブラッシング(ドライブラッシング)

エイジングケアであるエクスフォリエーションの一種で、「ドライブラッシュ」とも言う。天然の剛毛ブラシを使って肌を撫でるようにこすることで古い角質や老廃物を取り除き、血行を促進する効果がある。また、マッサージのように行なうことでセルライトの解消や温感、安眠効果も期待されている。ドライブラッシングは、海外の有名モデルが実践していることで一躍脚光を浴び、日本でも関連本や専用ブラシなどが販売されるようになった。乾いた肌を乾いたブラシで刺激するため、力を入れすぎると肌を傷つけてしまう恐れもあり、最近では日本人向けにやわらかくアレンジされたブラシなどが発売されている。自分で行なう場合は入浴前など、スパサロンではパックや手技に入る前に身体を準備するために行なうのが効果的である。

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