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世界の温泉①/ヨーロッパ



温泉は、日本だけでなく世界中で湧き出しています。紀元前という大昔から、多くの人たちが温浴を楽しんだり、自然療養のひとつとして温泉を利用したり…という歴史があります。

ヨーロッパから始まる世界の温泉

歴史上、温泉の利用が初めて確認されたものとしては、紀元前500年頃のものが挙げられます。

古代ギリシャで人々が硫黄泉に入浴していた、という記録が残っています。

古代ローマ人も温泉を好み、その勢力がヨーロッパ全土に広がるにつれて、各地に温泉地が開かれ、早くから療養の塲として利用されてきました。カラカラ浴場、トラヤヌス浴場といった温泉公衆浴場の遺跡が今も残されています。

ヨーロッパの温泉地

ヨーロッパで温泉の多い国としては、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリアなどが挙げられます。世界的に高い人気を誇る温泉地をご紹介します。

イギリスの「バース」

イギリスのバースは、古代ローマ時代の温泉浴場遺跡が残る「風呂」の発祥地。

この地に豊富に湧き出る源泉を見つけたローマ人は、そのほとりにローマ神話の知恵の女神ミネルヴァを祀る神殿と大浴場を建て、古代都市を築きました。

ローマ帝国崩壊後、温泉地は衰退。しかし、18世紀頃から温泉の効能が広く知られるようになると、上流階級の温泉保養リゾート地として発展しました。世界文化遺産にも登録されています。

ドイツの「バーデン・バーデン」

ドイツのシュワルツワイト(黒い森)の北部に位置するバーデン・バーデン。古代ローマ軍が20ヵ所の源泉を発見したことに始まります。ドイツ語で「温泉」を意味するバーデンを重ねているところから、「温泉の中の温泉」といった意味をもちます。

19世紀前半に、豪華なクアハウスや飲泉場、劇場、カジノがつくられ、ヨーロッパの夏の中心的保養地となり、ヴィクトリア女王をはじめとする王侯貴族、ブラームスやショパンといった芸術家など数多くの著名人が訪れました。

19世紀後半以降は、温泉療養の重要性が再認識され、フリードリッヒ浴場やアウグスタ浴場などが造られました。フリードリッヒ浴場では、大理石や石膏細工で飾られた巨大なドーム型の天井をもつローマン・アイリッシュ様式の大浴場が有名です。思わず溜息が出る美しさで、中世にタイムスリップしたような感覚で入浴が楽しめます。アウグスタ浴場はカラカラ・テルメとして、水着で楽しむモダンな造りのアミューズメント施設にリニューアルされています。

イタリアの「モンテカティーニ・テルメ」

モンテカティーニ・テルメは、イタリアのトスカーナ地方の山中にある高級保養温泉地です。

温泉が「奇跡の水」などと呼ばれていた1800年代に、近代医学を取り入れて温泉の効能を化学的に調査するなど、温泉治療の最先端の地でした。

肝臓疾患や胃腸病など消化器系疾患に効能があるとされ、18世紀末に飲泉場が建てられて以降、大きく発展。現在4つの飲泉場、9つの温泉治療施設がありますが、その中でも人気が高いのはテットゥッチョの飲泉場です。

ここは、日本で言うところの単なる飲泉の場ではなく、飲泉専用の療養施設で、まるでローマ時代の宮殿にいるような造りになっています。大理石の壁画の前には塩分濃度の異なる温泉蛇口がずらりと並び、イタリアをはじめヨーロッパ各地からやって来た湯治客が、温泉医の指示のもとに温泉を飲んで療養しています。