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温泉を利用した浴場①/
共同浴場の魅力



共同浴場とは、地元の人々や湯治客に愛されている、温泉を利用した浴場のこと。外湯とも呼ばれます。歴史ある温泉地には必ずと言っていいほど、この共同浴場があります。その多くは、温泉街の中心に位置し、その温泉地のシンボルともなっています。

今でこそ温泉は、旅館の中にある内湯を使うのが一般的ですが、かつては内湯というものはなかったので、共同浴場に入るのがふつうだったのです。

共同浴場の成り立ちと意義

共同浴場の成り立ちと意義

温泉が湧き出してきたところに湯小屋が建てられ、それが地元の人々が集まる共同浴場となり、温泉地として発展してきたところも多くあります。

昔の人々は、不思議な効能をもつ温泉に神がかり的なものを感じ、一個人が私物化するというような考えはなかったのでしょう。こうして、共同浴場は地元の人々の財産として、地元の人々による共同管理から始まったのです。

そして、裸のつきあいができることから、癒しの場であることはもちろん、人々のコミュニケーションの場として欠かせないものとなってきたのです。

「総湯」、「大湯」とも呼ばれる共同浴場

「総湯」、「大湯」とも呼ばれる共同浴場

石川県の山代温泉山中温泉和倉温泉などでは、共同浴場は「総湯」と呼ばれます。これは、室町時代、畿内から周辺地域には「惣村」という村落共同体が発達していたためです。

各惣村は、山林や水利などを共同管理しており、共同で管理・利用する共同浴場は「惣湯」と呼ばれ、後に「総湯」と言われるようになりました。その伝統から、明治以降に誕生した片山津温泉白峰温泉、加賀八幡温泉にある各共同浴場にも「総湯」の名が付けられています。

一方、野沢温泉渋温泉、安代温泉など長野県を中心とした各惣湯は、明治以降、「大湯」という名称に変わりました。

このように、「総湯」と「大湯」は共同浴場を象徴する名称といえるでしょう。

シンボルとしての共同浴場

シンボルとしての共同浴場

共同浴場は、温泉地のシンボルともいえるべき存在であると同時に、温泉の湯気が立ち昇ることから天井高を高くするなど大空間を必要とします。そのため、国の重要文化財に指定されている道後温泉本館(愛媛県)のように、寺院の建築を彷彿とさせるような風格ある建物になっていることも少なくありません。他に、飯坂温泉鯖湖湯(福島県)、野沢温泉の大湯(長野県)、別府温泉の竹瓦温泉(大分県)など、全国には風格のある共同浴場がたくさんあります。