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温泉が作り出す景色「温泉華」



地下から地上へ湧出した温泉水は、急激な圧力・温度の低下やpHの変化、空気との接触による酸化といった影響を受けます。この影響で、温泉水に溶け込んでいた様々な成分が析出したり、沈殿したりしてできる温泉沈殿物を温泉華と言います。

温泉に含まれる成分は多種多様。そのため、成分の違いによって様々な種類の温泉華がつくられ、石灰華、硫黄華、珪華のほか、鉄華(褐鉄華)、硫酸塩華などがあります。

石灰華

石灰華

石灰華は炭酸カルシウムからなる温泉華。温泉華のうち、最もごく普通に見られるもので、温泉水を運ぶ引湯パイプの内側や湯船に沈着するスケール(湯あか、釜あか)の多くも、この石灰華です。

炭酸水素イオンやカルシウムイオンを含む温泉が地表に自然湧出しているようなところでは、二酸化炭素が空気中に逃げるため、石灰華が生成され続け、湧出口周辺には大量の石灰華が堆積します。

硫黄華

硫黄華

湯船の中で舞う淡黄色の「湯の華」、これが硫黄華のことで、古くから人々に親しまれてきました。硫黄の成分が沈殿(結晶化)したもので、火山の噴気地帯の温泉に多く見られます。火山ガスを噴出する噴気孔の周りでも見ることができます。

硫黄には皮膚角質軟化作用やニキビ予防作用、殺菌作用などがあるため、入浴剤や塗り薬などとして用いられています。

珪華

珪華

珪華は、二酸化ケイ素(シリカ)を主成分とする白色の温泉華。

一般に層状や波状、繊維状などのほか、緻密なものや軟らかいゼリー状のものなど、様々な形態の析出物がみられます。珪華を生成する温泉地は全国各地にたくさんあります。

 秋ノ宮温泉のじ状(じょう)珪(けい)石(せき)(秋田県)

秋ノ宮温泉では、直径1.5~4mmの小さい球状の石が集まってできた、じ状珪石と呼ばれる珪華が見られます。白色で不透明のものが多く、光り輝くような美しさ。その形状が「ハタハタ」という魚の卵(ブリコ)に似ていることから、通称「ブリコ石」とも呼ばれています。世界でも極めて珍しく、秋ノ宮温泉のほかはドイツと台湾でしか確認されていません。

立山温泉新湯の玉(ぎょく)滴(てき)石(せき)(秋田県)

立山温泉新湯では、日本でも希少な、宝石のオパールの一種である玉滴石が見られます。玉滴石は直径1~2mmの透明なガラスのような玉で、温泉中に含まれるシリカが砂粒の周りに付着してつくられたものです。