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伝統的温泉旅館建築



日本の建築技術の高さを示す木造3階・4階建ての伝統的温泉旅館は、鉄筋の旅館が主流の大温泉地では異彩を放っています。畳や床の間、縁側のある温泉旅館建築は癒しの場そのものにもなっており、温泉情緒をさらに高めてくれます。

数寄屋造り

数寄屋造り

温泉旅館建築の基本は、安土桃山時代に完成した書院造りから発展し、江戸時代に流行した数寄屋造り。茶室建築の手法を取り入れた建築様式で、丸太や竹など天然素材を使って、その素地を最大限活かすよう取り合わせ、素朴さを残しているのが特徴です。

客室は、「本間」の座敷に続いて「次の間」があるのが一般的。床の間には、掛け軸がかけられ、花瓶などが飾られています。庭に面しているのが基本で、1階の場合、障子戸を開けると板張りの縁側が設けられています。

このような数寄屋造りの技術が黄金期を迎えたのは、大正期から昭和初期にかけて。当時流行したステンドグラスなどをあしらった飾り窓の他、障子にも工夫が凝らされるようになりました。

銀山温泉の和風旅館街(山形県)

銀山温泉の和風旅館街(山形県)

小さな銀山川をはさみ、十数軒の伝統的な和風旅館が建ち並ぶ温泉街として知られる銀山温泉。閑静な山間に湯けむりを上げる、昔ながらの温泉地です。大正期から昭和初期に建てられた3層・4層の木造旅籠屋建築が連なる景観は見事なもので、大正ロマンを色濃く伝えています。

「銀山」の名からもうかがえる通り、江戸時代初期に幕府直轄の銀山として栄え、そこで働く坑夫たちの疲れを癒していたという歴史をもちます。

夜になると、銀山川沿いに立つ、ガス灯をデザインした街路灯の灯りや、レトロな建物からもれる煌びやかな光が、温泉情緒をさらに盛り上げます。また、あたり一面が銀世界に包まれる冬の美しさは格別です。

東山温泉の「向瀧」(福島県)

東山温泉の「向瀧」(福島県)

東山温泉の「向瀧」は、明治初期創業の木造建築の温泉旅館。玄関から後背の斜面に向かって数寄屋造りの宿泊棟が軒を連ね、見事な景観をつくっています。

千鳥破風の玄関から客室に向かう板張りの回廊を歩くと、苔むした中庭と数寄屋造りが織りなす異次元の世界が広がります。また、冬の「雪見ろうそく」は一見の価値あり。夕方になると、中庭に置かれたろうそくに火が灯され、白い雪の上にたくさんの花が咲いたように見えて、とても幻想的です。

庄屋造り

庄屋造り

庄屋造りとは、江戸時代の豪農の住まいである庄屋屋敷の建築様式。吹き抜けの高い天井や磨き上げられた大黒柱、むき出しの梁など、重厚な中に開放的な空間がつくりだされていることが特徴です。都会の女性や欧米人に人気となっています。

大沢温泉ホテル「依田之庄」(静岡県)

大沢温泉ホテル「依田之庄」(静岡県)

徳川年間を経て300年の歴史をもつ庄屋造りの温泉旅館。近代的な造りながら和の風情に溢れ、宿全体に重厚な雰囲気が漂っています。中庭にある、漆喰で盛り上げた白と黒の格子模様の「なまこ壁」に目を奪われます。